公開: 2019年7月25日
更新: 2019年7月xx日
経済学の父と呼ばれているアダム・スミスは、その著書「資本論(現代の日本語の意味は、「諸国民の富」)」において、人間の個人の自由に任せることが、国の経済の成長につながると主張しました。つまり、人々が自分の欲に基づいて行う行為が、全体としては国民全体の富を成長させると説きました。それが正しいのは、「見えない手(神の力)」によって、人々の行動が規制されているからだと考えていたようです。アダム・スミスの専門は、「倫理学」であったため、中世の倫理学が基礎となって、勤勉、社会への奉仕、博愛などのキリスト教的な倫理観を基礎として経済を考えていたようです。現代の世界では、そのような前提は、成立していないことは明らかでしょう。